SEAL OIL

シールオイル

ハープシールオイルとは

ハープシールオイルのハープは楽器の「竪琴」、シールは「アザラシ」を意味しており、その名もタテゴトアザラシ(Harp Seal:Phoca groenlandica)というアザラシから得られる油脂です。この名前は背中にタテゴトのような模様があることから付けられました。


ハープシールは、生後2週間で白い毛が抜け、やがて大きくなると、体長1.7m、体重130kgに達し、約4年で成熟して子供を産むことが可能になります。1年に1匹の子供を産み、寿命は約30年です。子供は約11kgの体重で生まれ、成長時には一日に約2kgも大きくなります。


カナダ北東部沿岸域には現在約480万頭のハープシールが生息し、年間約700万トンの魚を捕食すると言われており、魚網を食いちぎるなど魚場を荒らし、漁業に深刻な被害を与えています。
このため、ハープシールはカナダ政府監視のもとに制限捕獲が許可されており、増えすぎを防止しています。ここ数年の捕獲許可数は275,000頭ですが、捕獲したハープシールは有効利用するように指示されているため、実際の捕獲数は約92,000頭と許可頭数の1/3程度になっています。アザラシはニューファンドランド‐ラブラドル地方で、古くから産業に関わっており、肉は食肉として利用され、現地では缶詰にもなっているほか、毛皮は革製品に、油は健康食品や生活油として利用されています。


Copyright(C)2019 株式会社 スピルリナ研究所 All Rights Reserved.